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イトトンボ、クモ、カナヘビ、そして花

          2011年5月22日(日) 8:10~9:05 曇り

                      『西尾いきものふれあいの里』へ行くバスは、9:30役場発なので、ミジンコさんと示し合わせて、1時間ほど『ごろちんの森』の
                    生きものなどを観て回りました。


           ニホンカナヘビ (カナヘビ科)
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                   ↑ 南の木道の上で日向ぼっこをしてたのですが、人間が二人も来ましたので、迷惑そうに振り向いたところです。
                     カナヘビ 「迷惑そうでなく、迷惑だ!」とのことでした。
                     二人 「ごめんね」   反省する二人でした。


           ヤサガタアシナガグモ (アシナガグモ科)
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                      ↑ みんなで整備中のトンボの水辺にいました。それにしても、スリムでバランスがいい。どこぞのお方がうらやむ体形ですね。
                     水平に網を張って、獲物がかかるのを待ち続けます。
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                      ↑ 下の二匹は、ごろちんの森ではなく、今日の訪問先、西尾いきものふれあいの里の水辺にいたものです。
                     今の季節、水辺で見られます。


           クロイトトンボ (イトトンボ科) 
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                      ↑ クロイトトンボの未成熟♂です。
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                      ↑ キショウブにとまったクロイトトンボの未成熟♀です。 (新池の畔で)
                     やらせくさい写真ですが、偶然とまっていたのです。ホントです。ね!ミジンコさん。

           (参考)
                     キショウブは中々きれいですが、環境省の「要注意外来生物」に指定されている植物ですので、他の生物を押しやるようであれば、
                     将来、駆除も考える必要があります。 今のところは様子見でしょうか。すぐ近くには、昨年オニバスが確認されています。



           セスジイトトンボ (イトトンボ科)
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                      ↑ セスジイトトンボの♂です。
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                      ↑ セスジイトトンボの♀です。 (新池の畔で)


           クロスジギンヤンマ (ヤンマ科)
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                      ↑ ボケボケのクロスジギンヤンマです。(新池の畔で、証拠写真)
                    ミジンコさんと池を眺めていたとき右手から視界に入ったので、とっさにシャッターを切ったら、画面左端にかろうじて写っていました。
                    野球なら振り遅れもいいとこですが、ど素人ですのでお許しを。




           ノイバラ (バラ科)

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                      ↑ 新池の畔に野ばらが咲いていました。
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                       ↑ ノイバラでした。 漢字では、野茨であって、野薔薇ではないのですが、私たちにはテリハノイバラ(照葉の茨)と共に、
                     なじみのある野ばらです。

                      歌曲「野薔薇」は、ゲーテの詞に、作曲家たちが競うように曲をつけ、各国で歌い継がれていますが、日本では、ヴェルナーや、
                     シューベルトの曲が、よく歌われています。
                      私が「野薔薇」を思うとき、ゲーテの詩よりも、近藤朔風の詞と、ヴェルナーや、シューベルトの曲との組み合わせが好きでした。

                        ♪  童はみたり 野なかの薔薇 清らに咲ける その色愛でつ 飽かずながむ 紅におう 野なかの薔薇  ♪

                      ゆったりとしたヴェルナーの曲と、ややテンポの速いシューベルトの曲。その時々の気分で歌ったものでした。
                     しかし、不思議に思うことがあります。ゲーテの詞に出てくるバラも、近藤朔風の詞に出てくるバラも、白ではなく、赤(紅)なのです。
                     ヨーロッパには赤やピンクの野バラはあるらしいのですが、日本には赤い野生のバラはありません。
                     さて、赤い野薔薇とは一体何なのでしょうか? 答えは、女好きのゲーテが、学生時代に口説いた少女を赤いバラに例えた歌だった
                     とのことです。こういった点も、ゲーテの詞が嫌いな理由のようです。 今風に言うなら、ゲーテは女たらしのしょうもない男と言えます。
                    



           イタチハギ (マメ科)

                     トンボの調査を終えて帰ろうとしていたら、プルプルプルと携帯音が鳴りました。
                    ミジンコさんの奥さんから、ミジンコさんヘのラブコールでした。
                    「うちの奴が、出口近くで不思議な花を見たので、やまねさんに見てもらい、教えてほしいとのこと…。」

                       (注) ミジンコさんは、けっして奥さんを奴などとは呼ばないし、呼べない人ですが、照れているのか奴と言いました。

                     今日のミジンコさんは、奥さんに車を貸してあり、ごろちんの森から役場までは、やまねが乗せて行くことになっていました。
                    新池のフェンスの所まで来たら、「ちょっと止まって!」とミジンコさん。
                    奥さんからの電話ではこの辺りとのこと。
                    フェンスの内側にきれいな花が咲いていました。
                    この辺りは、車に乗って通り過ぎているので、今まで花があることに気づきませんでした。やはり、歩きが一番発見が多いようです。
                 
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                      ↑ マメ科を頼りに、後で調べて分かったイタチハギでした。
                    北米・メキシコ原産で、法面緑化などで使われている植物のようです。 みなさんも、ぜひ、鑑賞ください。 



                                                                                            やまね記    
                       
      
                     
                      
    
by higashiura-satoy | 2011-05-23 19:42 | 生物相
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