人気ブログランキング | 話題のタグを見る

5月8日に東屋で亀講座を開きました

亀が好きな子供が沢山、集まり、亀のお話を聞きました。何と!小学生は23名、幼児は12名も来てくれました。
大人は32名で総勢67名でした。
5月8日に東屋で亀講座を開きました_b0175921_19024929.jpg
講師は伊吹ちゃんです。女子高生2年生で自宅で亀を飼育・繁殖させ、大きくなった亀をナンバリングして里山のため池に放流する計画を立てました。
愛知県の亀は遺伝子的には3地域に区分されていますので、東浦町は知多地域の親亀でないと放流はできません。
親亀は於大公園で拾った亀と佐布里池で拾った亀なので里山に放流することは問題はありません。亀の第一人者である矢部隆先生にご了解を頂いています。
亀のオス・メスの見分け方、産卵後の温度によりオス・メスが決まること、生息する亀の種類による占有率が毎年変化し、外来種がどんどん増えてしまい
このままでは日本固有の石亀は年々減少傾向にあり、何もせずに放置すると絶滅してしまう恐れが高いことを説明してくれました。
5月8日に東屋で亀講座を開きました_b0175921_19022385.jpg
大人も子供も真剣に聞いています。
5月8日に東屋で亀講座を開きました_b0175921_20550240.jpg
説明が終わると、子亀を触って喜んでいます。
質問と回答が済むとさあ、お待ちかね!放流するため池に歩いて行きます。
 
5月8日に東屋で亀講座を開きました_b0175921_19120858.jpg
10年前に掻い堀りしたため池に登っていきます。
5月8日に東屋で亀講座を開きました_b0175921_19122072.jpg
9頭の石亀を3人1組で放流しました。

5月8日に東屋で亀講座を開きました_b0175921_21102647.jpg
亀も名残惜しいのか?水面に出てくるのもいました。あそこに!
5月8日に東屋で亀講座を開きました_b0175921_19124627.jpg
まだ、ナンバリングができない小さい個体は飼育を希望する子供に差し上げました。
でも、大きくなったらまた、ナンバリングして、放流しようねと約束して渡しました。
この子供たちが大きくなって、里山のボランティア活動のリーダーになってくれることを願っています。

なお、ここの里山は「持ち込まない・持ち出さない」という大原則に従って活動しています。
自分勝手に放流することは禁止です。従って、町役場に申請し、育成会の場で審議して許可を得て実施する必要があります。
私たちは、昔から生育・生息していた多種類の生き物が元気に繁殖する自然な環境を維持・発展させていくことを目指して活動しています。
でも、飼育しなくなったペットや外来種を捨てに来る人がいるため、困っています。皆さんのご理解を宜しくお願い致します。

by higashiura-satoy | 2021-05-08 21:15 | 水辺部会
<< 田植えをします 里山の育成会で全体活動をしました。 >>